場所やらのヒントも不要。
こんなとこひとつしか無いからw
まさかそこまでとは思わず、
「日本海に面した崖の上の神社?
女人禁制も解けたの?だったら行ってみたーい♪」
なんて、お気楽に言ってみた。
長兄「まだ行ったことないなら行ってみるか」
というお誘いに、素直にうんと返事してこの日がやってきた。
あのね、片道1時間の山行と思ったら、
その1時間全てが難所。。。
コルなんて無いの。ほぼガレ。常に三点支持。。。
いや、四点で何度止まったことかw
(つまりは四つんばい。でも立ってる角度。)
なので280枚撮った中から、写真30枚以上うpしたいの。
長くなるので、
お時間があるときにどうぞ~~~
本殿前の崖
を降りるときを想定して、
ザイル、カラビナ、簡易ハーネスを準備して担いでくれた長兄。
全員分のフォローありがとう!
で、海沿いの入口はこれ
いやぁ、写真じゃ伝わらない・・・
この階段、45~50度なの!
しかもつま先しか乗っからない狭い幅なのw
139段を上りきって一息。
眺めてみたっけ、訳の分からない坂にしか見えない。
見下ろすという感じ。
とそこに、お地蔵様が。
すでにありがたい。
無事に登れますようにと手を合わせる。
道中は足の幅ギリギリですぐ横は崖だったり
急すぎて石も無く、鉄梯子がかかってたり
ロープがなかったらルートかどうかわかんないとこだったり
崖ではない土の面でもずり落ちる急勾配
軽いニーパッド付けてくるんだったーw
一番緩やかと思われる地点でこれ
向かって左側は海が見える崖
行程半分ほどのとこにある女人堂に到着!
基礎より下に鳥居のてっぺんがあるって、おかしくない!?
急勾配にマヒしてくる
私ゃ当初からここでUターンしようと思っていた。
でもここまできて、、あと半分っしょ~?
ずっと木陰で暑くないしなぁ。
揺らいでいたところに、長兄からの励ましの言葉が。
ん、なんかやる気出た。
進んでみる。
2本の木の根っこが、恋人つなぎの手みたいなことになってる。
これも階段として使わせてもらい、上によじ登る。
私のコンパスじゃ一歩で届かない段差の石石石・・・
登りはロープ無視して四つん這いでよじ登り、
下りはロープつかんで後ろ向きに飛びながら降りた。
太陽がほぼ正面に映るって変じゃない?w
えぇほぼ真上を見上げてんです。
で、ここで海の方へ振り返ると虹が!
足より下の方に虹w
眺めてひと息。
本殿入口の鳥居に到着。
嬉しくてへたり込む。
さぁ~ぁこれからだぞと期待も膨らんでくる。
で、鳥居をくぐって進むと、
今までチラ見えだった海からそびえたつような崖が目の前に広がった。
さぁここで続いていた地面は途切れる。
次にわたるのは鉄橋!
この橋、底の鉄網んとこに足を乗せると滑り落ちる。
鉄網に縫い付けられたロープにつま先をひっかけつつ滑り落ちないように進む感じ。
足の下は崖
ぐわんぐわんと一歩ごとに揺れる。
体力よりも
高所恐怖症と揺れに酔いやすい人に厳しい参拝だ。
で、決して崖側の手すりをつかんじゃいけない。
この手すりというか、
コケた人が転げ落ちないようにガードしているかのようなフェンスは
根元がつながってなくてふわっふわだからw
いやしかし、こんな場所にどうやって作ったんだろ。。。
この鉄橋を渡り切ると突然目の前に現れた。
最後の関門の「北尋坊の崖」だ。
高さ7メートルの岩壁。
あはは オーバーハングだw
でも鉄輪がたくさん。
これつかんで、足掛かりにしてとやってけば
ロッククライミング未経験な私でもいける。
山男の長兄は、鉄輪無視して岩肌に直接足をかけて登ってたなぁ。
さすがだわ。
なんだかんだ登頂!
洞穴ではなく、岩のくぼみに作られた立派な本殿。
ありがたい。。。
ただただ誰もがの帰りの無事を祈ってしまう。
そして目を奪われる
絶景!
・・・て、あぁ伝わらない。。。
私のコンデジじゃ挟角すぎるw
真横に続く岩壁から右へパンすると、
海ー!
本殿前の岩に腰かけると、
海抜340mで足をブラブラできるw
しまった、もうちょい右側も写せばもっと綺麗だったのか。
そういうのはまとめ記事たくさんあるしそちらで。
撮ることも忘れて
ただただ眺めを堪能しちゃった。
さぁ、この下り一発目で転げ落ちたら洒落にならん。
長兄にスリングで簡易ハーネスを組んでもらい、
ザイルを張って下りに挑む。
輪っこつかんで、足ひっかけて~
一歩ずつガシガシと。
オーバーハングなんで、上を見上げたら誰の姿も見えず、
そこに本殿があるのかどうかさえ分からないね。
いやぁ、高さと急こう配が伝わらないなぁ。。。
ひとの姿を入れてみればわかりやすいか?
いやぁくやしい。
ゆるく見える。
ハーネスで吊られることなく無事に降り立ちまして
ロープにしがみつきながら
一気に下る!
登りとは段違いな速さ。
ほとんどが、山側をむいて背面歩き。
握力懸垂下降っ。
手袋が焦げるんでないかと思ったw
女人堂で休憩~~~
行動食のクランベリーとクルミのパン、美味しー( ´∀` )♪
もぉあとは、がむしゃらに滑り落ちないことだけ考えて
ぴょんこぴょんこ飛びながら降りるっっ
階段まで来れた・・・
で、こんなとこでもほかの方たちとも交流があったのよ。
登山慣れしてそうな和やかなご夫婦。
トレッキング慣れしてそうなお兄さん。
一人バイクでツーリング中に立ち寄ったらしいお兄さん。
グロッキーでこりゃ引き返すだろうなというご夫婦。
で、笑えたのが
大学生らしき5人組。
いやぁ元気だw 準備とか無くとも、
あーたらならスタミナと若さでいける!
「下で拾った軍手でもいけますか!?」
いけるいけるー
「うぉこれやっべえw」
とか言いつつ、へたれず止まらず下りてるー
あれ、もう降りてきた。本殿行けたー?
「いってきました!すげかったー!」
で、階段はどうやって降りてくんだろうなと先に行かせたっけ
「ぉおおおお やべー!こえぇー!」
とか言いつつ、ロープつかんで滑り下りてったw
あーあw 5人一気にw 後ろの人、ロープぐわんぐわん揺さぶられてるw
あ。一番下まで到達したら、大の字に倒れた。
もぉただただ笑えたわw
さてと、うちらものんびり下りよう。
ダンナ、長兄、ちぃ兄はロープつかんで真正面向いて
かかとでトントントンと。
わたしとちぃ兄ヨメちゃんは懸垂下降状態。
・・・長い。
同じリズムに途中で飽きて景色眺めながら~~
その下り方できていいな~~
私がそれやったら、握力負けて転げ落ちるわw
地面って素晴らしい!
って、海原画像じゃ説得力ないねwいや、降り立った目の前の海が綺麗でね。
浮いていた訳ではないけど、目の前が空中な視界から降りてくることができて転げ落ちる心配のない地べたのありがたさったら。
いやはや達成感しみじみ。きつかったけど登って良かった!
思いのほか汗だくっっ車中で着替えて、ランチに向かおう。